2025年10月4日、自民党の総裁選で高市早苗さんが小泉進次郎さんとの決選投票を制し、党の第29代総裁に就任しました。
これにより、日本は初めての女性総理大臣を迎えることになりました。
このニュースは日本中で大きな話題となり、ネット上では「ついに女性総理が誕生した」「日本を変えてくれるはずだ」といった祝福の声が多く見られました。
一方で、一部のメディアや野党関係者からは批判的なコメントも多く、賛否が大きく分かれる結果となっています。
高市さんは当選直後のスピーチで、
「私は約束を守ります。全世代総力決起で頑張らなければ立て直せません。もう全員に働いていただきます。馬車馬のように働いていただきます。私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて働いて働いてまいります」
と強い決意を述べました。
この発言はすぐに話題となり、「時代に逆行している」という批判と、「気合があって良い」という肯定的な意見の両方がSNSで広まりました。
ワークライフバランス発言の波紋
高市さんの「ワークライフバランスを捨てる」という発言は、働き方に関する考え方を象徴するものとして注目されました。
一部の人は、「これは議員たちに向けた言葉で、政治家が全力で働くという意味だ」と好意的に捉えました。
しかし、他の人は「まるで国民に『休むな』と言っているように聞こえる」と批判しました。
共産党の志位和夫委員長はSNSで「人間は馬ではない。総理大臣が使ってよい言葉ではない」と投稿し、これもまた炎上の火種となりました。

ただ、ネット上では「志位さんの方がずれている」「それくらいの覚悟が必要だ」といった反論も多く、世論は二分しています。
小泉陣営のステマ疑惑と党員削除問題
総裁選の裏側では、小泉進次郎さんの陣営に関する疑惑も大きく取り上げられました。
週刊文春が報じた内容によると、小泉陣営の広報班長を務めていた牧島かれん元デジタル大臣の事務所が、陣営の関係者に対して「ニコニコ動画などに小泉氏を褒めるコメントを書き込んでほしい」と依頼していたというものです。

そのメールには、「あの石破さんを説得できたのすごい」「去年より渋みが増した」などの例文まで載っていたとされています。
この報道が出ると、SNSでは「イメージ操作が露骨すぎる」「自分を褒めるコメントを指示するのは恥ずかしい」と批判が殺到しました。
さらに同じ文春報道の中では、小泉氏に近い神奈川県議の指示で、党員826人が一方的に名簿から削除されていたという疑惑も明らかになりました。

この件について小泉氏は、「選挙とは関係のない処理であり、報道は誤解を招く」と説明していますが、世間の反応は厳しく、「不正選挙ではないか」という声が広がっています。
メディアの偏向報道疑惑
一方で、高市さんを巡る報道にも疑問の声が上がっています。
日本テレビの「ニュースエブリー」では、高市さんがかつて奈良公園の鹿が外国人観光客に暴行を受けていると発言した件について、「本当にそんな事実があるのか?」という検証を放送しました。
番組では、地元の飲食店経営者やガイドが「外国人は礼儀正しい」「そんな光景は見ない」と話す様子を紹介し、高市さんの発言を否定するような内容になっていました。

しかし、放送後にSNSでは「番組に出た人は本当に実在するのか」「実際に外国人が鹿を蹴る動画はネットにある」といった反論が相次ぎました。
奈良市議会議員のへずまりゅう氏もSNSで「高市さんは正しい。実際に暴力行為がある」と投稿し、番組の信頼性を疑う声が広まりました。
さらに、テレビ朝日の報道ステーションでも討論会の司会者が高市さんの発言を途中で遮ったり、逆に小泉氏を持ち上げるような進行をしていたと指摘され、「露骨な高市下げではないか」と批判されました。
こうした報道姿勢に対して、「マスコミは特定候補を応援している」「公平さを欠いている」という声が多く、メディアへの不信感が強まっています。
高市政権の政策方針と今後の課題
高市さんは就任会見で、ガソリンの暫定税率を廃止し、経由引取税も減額して燃料価格を下げる方針を示しました。
物価高が続く中での家計支援策として注目されましたが、財政への影響も懸念されています。
また、高市さんは以前から、中国人向けビザの緩和政策に疑問を示してきました。
「観光目的を装って土地の買収や情報収集ができてしまう」として、経済安全保障の観点から見直しを求めており、ネット上では「ビザを簡単に出すのは危険だ」「高市さんには厳しくしてほしい」といった支持の声も見られました。
ただ、公明党の斎藤哲夫代表は、「高市新総理には我が党の支持者からも不安や懸念がある」と発言しており、連立政権の維持には慎重な姿勢を見せています。
社民党の福島みずほ党首は、「高市さんは女性だけど、男女平等の立場に立っていない」と批判しました。
これに対してネット上では、「女性が女性を攻撃している」「これでは女性の社会進出を妨げる」と反発する声が多数寄せられました。
市民の期待と不安
国民の間では、「やっと政治が動き出す」「女性総理として新しい時代を作ってほしい」という期待の声がある一方で、「発言が過激すぎる」「表現の自由が制限されるのでは」といった不安もあります。
特に高市さんが過去に「残酷なゲームや漫画は青少年に悪影響を与える」と発言していたことから、「このままだとアニメやゲーム文化が規制されるのでは」という懸念も広がっています。
また、一部の専門家からは「積極財政や金融緩和を続ければ、不動産価格の高騰や円安が再び進む可能性もある」といった経済的なリスクも指摘されています。
まとめ
高市早苗さんの総理就任は、歴史的な出来事であると同時に、日本社会の分断を浮き彫りにしました。
これまで男性中心だった政治の世界に女性が登場したことで、多くの国民が新しい時代への希望を感じています。
しかし、政治家本人の言動やメディアの扱い方、そして政党間の思惑が複雑に絡み合い、社会全体が混乱しているのも事実です。
これからの日本がどう変わるかは、高市さんがどれだけ誠実に政策を実行し、国民との信頼関係を築けるかにかかっています。
彼女の強いリーダーシップが日本を立て直す力となるのか、それとも新たな対立を生むのか。今後の展開に注目が集まっています。
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