新総裁誕生直後からメディアのバッシングが始まった
◆ 高市新総裁の就任スピーチが波紋を呼ぶ
自民党総裁選を制し、新総裁となった高市早苗氏。
就任演説で彼女が語ったのは、
- 「全世代総力戦で立て直す」
- 「全員に働いてもらう」
- 「私自身もワークライフバランスという言葉を捨てる」
という、非常に力強いメッセージでした。
発言の真意は、「まず自民党を立て直すために、党全員が一丸となって働こう」というもの。
つまり“馬車馬のように働くのは自民党自身”という意味合いでした。
ところが、この言葉が一部メディアによって歪曲されて伝わります。
◆ TBS『報道特集』が“国民に強制労働”のように報道?
番組『報道特集』では、この「ワークライフバランスを捨てる」発言を、まるで“国民にも働けと命じている”かのような印象で取り上げました。
映像には、子育て中の母親が疲れた表情で「こんなに働けない」と話すインタビュー映像が差し込まれ、視聴者には「高市総裁=ブラック労働推奨」という誤解を与えるような構成に。
SNS上ではこれが「完全に切り取り報道だ」「またTBSがやらかした」と炎上しました。
◆ 共産党・志位氏まで批判ツイート 「人間は馬ではない」
さらに共産党の志位和夫委員長はX(旧Twitter)で反応し、「人間は馬ではない。『馬車馬のように働け』という言葉は不適切だ」と投稿。
「全員に馬車馬のように働いてもらう」にものけぞった。人間は馬ではない。公党の党首が使ってよい言葉とは思えない。 https://t.co/ZaB9Ys50tF
— 志位和夫 (@shiikazuo) October 4, 2025
しかし多くのネットユーザーは「それは自民党内部の話」「国民に言ってるわけじゃない」と反論し、志位氏の投稿も炎上状態に。
「共産党こそ働かない議員が多いだろ」「揚げ足取りにもほどがある」といった声も多数上がりました。
◆ ネット民の反応は圧倒的に“高市支持”
SNSでは高市総裁の就任に対して祝福の声が溢れました。
「10年以上応援してきた。ようやくここまで来た」
「この人なら日本を変えられる気がする」
といったポジティブな反応がXで80万件以上のトレンド入り。
地方議員や一般支持者からも、「ここまで喜ばれた総裁は近年いない」との声が上がっています。
◆ 「連立はあの党と組まないで」公明党との関係にも注目
一方で、新総裁就任直後から公明党が「自党の理念に合わない人物とは連立できない」と牽制発言を出し、
「やっと自民党が公明党依存から脱却できるチャンスでは?」との期待も一部で高まっています。
ネット上では「ここで公明党と距離を置けたら本物」との声もあり、
“自民党の体質を変えられるかどうか”が早くも注目ポイントとなっています。
◆ これまでの経歴と“信念の政治家”としての評価
高市早苗氏は2006年に安倍政権で初入閣し、2012年には自民党初の女性政務調査会長に就任。
安倍氏のブレーンとして長く政権を支え、保守派の論客として知られています。
今回の総裁選では、小泉陣営によるステマ疑惑や不正投票問題など混乱する中、ネット民の後押しもあって見事に勝利。
「メディアのネガキャンを跳ねのけて勝った唯一の女性政治家」として称賛されています。
◆ 筆者の見解:「報道は本来、文脈で語るべきだ」
今回の一連の流れで最も問題なのは、発言の切り取り方です。
「ワークライフバランスを捨てる」とだけ聞くと、確かに過労社会を想起させる言葉ですが、実際は“自民党員としての覚悟”を語ったものであり、「国民に働け」と命じたわけではありません。
報道機関が文脈を無視して印象操作的に報じると、政治家の意図が歪められ、社会の分断を助長します。
まさに“偏向報道”の典型といえるでしょう。
◆ 結論:高市政権は「ネット世論」とともに歩むかが鍵
今回の就任劇は、テレビでは批判的に扱われた一方、ネットでは圧倒的な支持を受けたという構図でした。
これは、「旧来メディア vs ネット民」の対立構造が鮮明になった象徴的な出来事とも言えます。
高市総裁が今後、どのようにネット世論を味方につけて政治を進めるのか。
そして、公明党との関係をどう整理し、自民党の「体質改革」を本当に実現できるのか。
それこそが“本物か偽物か”を見極める試金石になるでしょう。
コメント