10月21日に行われた衆議院本会議での首班指名選挙をめぐり、立憲民主党の辻議員がとんでもない“デマ投稿”をしてしまい、最終的に自民党の検証動画によって完全に論破され、慌てて「緊急謝罪」に追い込まれるという前代未聞の事態が起きました。
ことの発端は、麻生太郎副総裁が投票した際に本会議場で拍手が起こった場面。
これを見た辻議員は、自身の公式X(旧Twitter)に「高市政権が麻生政権になることを示唆する拍手だった」と投稿し、あたかも“裏で操っている黒幕は麻生氏”かのように印象づける発言をしたのです。
◆しかし真相はまったくの別物でした
この投稿が拡散されると、すぐに自民党の鈴木広報本部長が反応。
自民党公式アカウントで、当日の議場映像を使った“検証動画”を公開しました。
その結果、判明したのは驚きの事実です。
麻生氏への拍手ではなく、高市総理が投票を終えて席に戻る際に、自民党議員が「お疲れさま」「頑張れ!」という意味を込めて送った拍手が、たまたま麻生氏の投票タイミングと重なっていただけだったのです。
つまり、辻議員の投稿は“完全な勘違い”――いや、勘違いに見せかけた「悪質なミスリード」だったと言わざるを得ません。
◆炎上後、慌てて「謝罪」投稿をアップするも火に油です
批判が殺到する中、辻議員はついに耐えきれず、緊急で“謝罪ポスト”を投稿しました。
しかし、その内容がまたもや炎上を招く結果となりました。
辻議員はこう投稿しています。
「10月21日の私の投稿に関してご指摘をいただきました。
検証の結果、麻生議員の投票時に見えた拍手は、高市議員への拍手であったことが確認されました。
当該投稿は削除いたします。ご指摘と検証に感謝申し上げます。」
一見、謝罪のように見えますが……その直後に続く文が問題でした。
「当日は記者の方からも同様の見解がありました。
私の席からはそう見えたため、その感想として投稿しました。」
まるで「自分だけのミスじゃない」「そう見えた人もいた」と責任をぼかすような言い回しに、ネット民の怒りが再燃しました。
◆「謝罪になっていない」と批判が殺到です
SNS上ではこの“言い訳まじりの謝罪”に対し、批判コメントが相次ぎました。
「全然反省していない」
「『そう見えたから』で済む問題じゃない」
「記者も言ってたとか関係ない。あなた国会議員でしょう」
「麻生さんと高市さんへの謝罪が先だろう」
中には「“誤解でした”で逃げ切れると思っているのが怖い」「デマを広げておいて責任を取らない政治家が多すぎる」といった厳しい声も寄せられています。
辻議員の投稿は現在削除されていますが、スクリーンショットや動画が拡散され続けており、ネット上では「証拠が残っている」として批判が止まりません。
◆政治家としての資質を疑う声も
今回の一件で浮き彫りになったのは、“発言の軽さ”です。
国会議員という立場でありながら、確証のない情報をもとに印象操作的な投稿を行い、事実が明らかになると「誤解でした」と削除して逃げる――。
こうした行動に対し、「これで国の情報機密を扱う立場になれるのか」「セキュリティクリアランス制度の重要性がよくわかる」といった声も上がっています。
政治家の発信が一瞬で炎上し、国民の信頼を失う時代。
一度の軽率な投稿が、次の選挙の結果をも左右しかねないことを、今回の件は如実に示したといえるでしょう。
◆まとめ
・立憲民主党の辻議員が「麻生氏への拍手」と誤情報を投稿
・自民党が映像検証を行い、“デマ”と判明
・辻議員は慌てて謝罪投稿をするも、言い訳が多すぎてさらに炎上
・「麻生氏と高市総理に謝るべき」と批判が殺到
国会議員のSNS投稿には、1つの誤解が何十万人に広がる影響力があります。
軽い気持ちの投稿が国家レベルの信頼問題につながる――今回の“デマ炎上事件”は、その危うさを痛感させる出来事でした。
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