この記事は、YouTube動画「No.523 決定!【小泉構文】大喜利大賞」をもとに内容を紹介・解説しています。
今回のテーマは、ネットで話題沸騰中の「小泉構文(小泉進次郎構文)」をネタにした大喜利大会。
数多く寄せられた傑作の中から、ついに“ベスト・オブ・小泉構文”が決定しました。
小泉構文とは?なぜここまで人気なのか
「小泉構文」とは、政治家・小泉進次郎氏が発言の中で多用する“内容がないのにリズムだけ妙に整った言葉”を指します。
代表的な例としては:
- 「環境問題というのは、環境の問題なんです」
- 「セクシーにやればいいと思います」
- 「変化を恐れてはいけない。変わらなければ変わらない」
といった具合に、一見深そうで実は中身がない発言が「哲学的すぎて逆に笑える」と話題になり、ネット上では「小泉構文メーカー」や大喜利大会まで登場しました。
今回の動画では、その「小泉構文大喜利」の集大成が発表されています。
最終候補に残った“迷言”たち
動画では、数多くの投稿から最終候補が15個に絞られ、MCたちが一つずつ爆笑&辛口コメントを交えながら紹介していきます。
特に印象的だった構文をいくつか紹介します。
「朝起きたら朝だった」
小泉構文の“原点”ともいえる、言葉の意味がそのまま過ぎるタイプ。
誰もが「それはそう」としか言えない絶妙な脱力感があります。
動画内でも「定番中の定番」「基礎構文」と呼ばれていました。
「混ぜたら危険ということは、混ぜちゃいけないということです」
まさに教科書的な小泉構文。
“混ぜたら危険”という表現を、そのまま説明するという無意味さがポイントです。
MCたちは「これはもう基礎中の基礎」と太鼓判を押していました。
「意外と知られてないということは、意外に知られていないということです」
今回の大賞に輝いたのがこの一文。
単語を少し変えただけなのに、無限ループのような語感の気持ちよさがあります。
番組内では「ベタすぎて逆に完成されている」「小泉構文の完成形」と高く評価されました。
「寝るということは、ほぼ気絶しているということです」
一見もっともらしいけれど、説明になっていないという点がポイント。
進次郎氏の“言葉の独特な回転”を的確にとらえた構文として好評でした。
「世界平和は、世界が平和になるということです」
このあたりから、一周回って哲学。
まるで禅問答のような響きに、スタジオは笑いとツッコミの嵐に。
「もう小泉構文の領域を超えて宗教」と評されていました。
小泉構文の“2つの型”
動画では、「小泉構文には主に2つのパターンがある」と分析されていました。
型 | 内容 | 例文 |
---|---|---|
A型 | 同じことを言い換えて繰り返す | 「朝起きたら朝だった」 |
B型 | 誰でも知っていることを“発見”のように言う | 「意外と知られていないということは、意外に知られていない」 |
そして、今回の大賞構文「意外と知られていないということは、意外に知られていないということです」はAとBのハイブリッド型(融合形)。
まさに小泉構文の進化系と呼ぶにふさわしい作品だったのです。
動画内で登場した「小泉構文」一覧
- 今朝目を覚ましたら朝だったんです
→ 最初に紹介された“定番中の定番”。意味は正しいが中身がない。 - エスプレッソって初めて飲んだんですけど、コーヒーの味がしました
→ 説明になっていない、しかし妙に納得してしまうパターン。 - 地球温暖化というのは、温暖で暮らしやすい世界になることなんです
→ もはや環境大臣時代の“逆説的迷言”を再現した構文。 - 混ぜたら危険ということは、混ぜちゃいけないということです
→ “混ぜたら危険”をそのまま説明する教科書的構文。 - 意外と知られてないということは、意外に知られていないということです
→ 今回の大賞受賞作品。ベタすぎて完成された小泉構文の王道。 - 寝るということは、ほぼ気絶しているということです
→ 哲学風でありながら、ただの物理的説明になっているパターン。 - 歴代総理に女性がいないのは、差別があったからではないでしょうか
→ “深そうで浅い”タイプ。意図がわかるようでわからない。 - 世界平和は、世界が平和になるということです
→ シンプルすぎて禅問答の領域に踏み込んだ構文。 - 総裁選は、総裁を選ぶために行われるお祭りです
→ 政治×祭りを融合させた迷文。文体のリズムが完璧。 - 総理大臣になるということは、総理になるということです
→ 語句を言い換えただけの完全な自己ループ型。 - オールドメディアって、だから古いんですよ
→ 小泉構文の派生形「石丸構文」として紹介された一文。 - 総理大臣がダメだったので、次は首相を目指します
→ 同義語を使い回す“自己矛盾系構文”。これも人気が高かった。 - 物の値段が高いですね、物価が上がってるからです
→ 現象と原因を同じ言葉で説明する小泉構文の王道パターン。 - 週刊誌ってあまり知られてないけど、毎週出ているんですよ
→ 出演者自作構文。完成度の高い“自家製小泉構文”。 - 窓を開けると外が見えるようになります
→ 直感的で分かりやすいが、内容が皆無。名作の一つ。 - 急いで走っていったら、いつもより早く着きました
→ ロジカルすぎて逆に面白い“日常系構文”。 - この電車は電気で動いています
→ 終盤で例として出された“形式美”の象徴。フォント効果付きで紹介。
小泉構文の“基本パターン”まとめ(動画内コメントより)
- 同語反復型:「朝起きたら朝だった」
- 原因説明型:「物価が上がってるからです」
- 言い換えループ型:「総理大臣になるということは総理になるということ」
- 無意味な気づき型:「意外と知られてないということは意外に知られていない」
- 定義混同型:「地球温暖化は温暖な世界になること」
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