2025年の自民党総裁選で敗北した小泉進次郎氏が、敗戦コメントとして語った一言が、またしても国民の笑いを誘っています。
それが「全ての責任者が私なので、この結果を受け止めるのは私だと思います」という言葉。
一見、責任感のある発言に聞こえるものの、その中身が何もない「進次郎構文」だとしてSNS上では祭り状態になっています。
「新たな進次郎構文」誕生の瞬間
進次郎氏はかねてより、「結論を出さずに最初の地点に戻る」独特の話し方で知られています。
たとえば過去にも「説明できることと、説明できないことを説明するのが私の役目」など、意味があるようで実は何も言っていない“名言もどき”が話題になってきました。
今回の発言も、「責任を受け止める」と言いながら、実際に“どう責任を取るのか”という肝心な部分は語られていません。
そのためネット上では「またループ構文だ」「お前以外の誰が受け止めるんだよ」と総ツッコミが入り、「新作構文として追加決定」といったコメントまで飛び交いました。
SNSでの反応:「もはや芸術の域」「0カロリーの言葉」
SNSでは次のような声が次々と上がっています。
- 「言ってることが正論風だけど、内容がゼロ」
- 「本人は真剣、国民は爆笑。温度差がすごい」
- 「0カロリーの言葉を芸術的に発明する才能」
- 「新次郎構文56に新たな1句追加」
一方で、兄の俳優・小泉孝太郎さんが「結果について心からほっとしている」とコメントしたことも話題に。
兄弟で好対照な発言となり、「どっちが俳優でどっちが政治家かわからない」と皮肉交じりに言われています。
「受け止める」と「責任を取る」は別問題
多くの批評家やネットユーザーが指摘しているのは、「責任を受け止める」という言葉で終わってしまっている点です。
政治家に求められるのは“受け止め”ではなく、“責任を取る行動”です。
本来であれば「責任は私にありますので、辞任します」「改善策を実行します」といった“次の行動”を伴うべきですが、進次郎氏の場合はいつも“言葉で完結”してしまう――このスタイルが「空っぽの政治家」として批判される最大の理由となっています。
「兄は安心、弟は爆笑」ネットが皮肉る兄弟対比
特に印象的だったのは、兄・孝太郎さんの落ち着いたコメントとの対比です。
兄が「心からほっとしています」と淡々と語った一方で、弟の進次郎氏は相変わらずの“名言風ポエム”。
ネット上では「弟は政治家というよりお笑い担当」「兄弟そろって注目されるけど評価の方向が真逆」と笑いが広がっています。
「もはやブランド化した構文」
面白いことに、こうした“進次郎構文”はもはや黒歴史どころかブランドになりつつあります。
何を言っても「新構文」としてSNSでまとめられ、トレンド入りする。
本気で語っているのに、国民が笑ってしまう――そんな“進次郎劇場”が今回も開幕したというわけです。
【歴代の進次郎構文 名言集】
①「リスクを取らないことが、最大のリスク」
(2019年・環境大臣就任会見より)
「リスクを取らないことが、最大のリスクなんです。」
いかにも“格言風”ですが、
「じゃあ、どのリスクをどう取るのか?」という肝心の説明がなく、当時SNSでは「内容がないポエム」「進次郎語録の幕開け」と話題になりました。
以降、“それっぽいけど意味がない”発言が増えていきます。
②「今のままではいけない。でも、今のままでもいい」
(2019年・記者団との質疑応答)
「今のままではいけない。でも、今のままでもいいと思う自分もいる。」
一見、深い哲学のように聞こえますが、実際には「どっちやねん!」と総ツッコミ。
日本語のリズムだけで「考えている風」に聞こえる典型例です。
③「30歳になれば、20代とは違う」
(2011年・自身の誕生日インタビュー)
「30歳になれば、20代とは違うと思うんです。」
あまりにも当たり前のことを真顔で語り、ネット上では「小泉構文の原点」と再評価されています。
“意味がないけど名言っぽい”という特徴を最もよく表す一文です。
④「セクシーに、そしてエキサイティングに」
(2019年・国連気候行動サミット)
「気候変動対策はセクシーで、そしてエキサイティングでなければならない。」
“セクシー”という予想外の単語が国際会議で飛び出し、
海外メディアまで困惑。
「何がセクシーなのか?」「どうすればそうなるのか?」という説明は一切なし。
結果、“セクシー構文”として世界的に拡散されました。
⑤「自分の中で整理されていないことを、言葉にして整理している」
(2019年・台風被害時の発言)
「自分の中で整理されていないことを、言葉にして整理しているんです。」
本人は“誠実に考えながら話すスタイル”を説明したつもりでしたが、「整理できていないまま喋ってるのか」と再び炎上。
以降、「言葉で考えるタイプ」というキャラクターが定着します。
⑥「説明できることと、説明できないことを説明するのが私の役目」
(2020年・記者会見)
「説明できることと、説明できないことを説明するのが私の役目です。」
もはや何を言っているのか分からない名文。
SNSでは「無限ループ構文」「進次郎方程式」と命名されました。
このあたりで“構文職人”としての評価が完全に確立します。
⑦「反省している姿を見て、反省していると思ってもらえるようにしたい」
(2020年・政治資金問題へのコメント)
「反省している姿を見て、反省していると思ってもらえるようにしたい。」
反省を二重構文で表現し、再び「中身ゼロ」と話題に。
ネットでは“反省している風反省”と揶揄されました。
⑧「将来世代のことを考えると、今の世代のことだけを考えるわけにはいかない」
(2021年・環境政策関連発言)
「将来世代のことを考えると、今の世代のことだけを考えるわけにはいかない。」
完全に論理が円を描くタイプの構文。
「つまり何が言いたいのか?」が分からないまま終わるのが特徴です。
まとめ:言葉で責任を取る政治から、行動で責任を示す政治へ
進次郎氏は「責任を受け止める」と語りましたが、実際に行動で責任を示したことはほとんどありません。
ステマ疑惑や党員削除問題など、自身が関わる疑惑についても“説明責任”だけで終わるパターンが多く、国民の不信感は募るばかりです。
今回の総裁選敗北コメントは、そんな彼の“政治スタイル”を象徴する一言となりました。
筆者としては、
「やはり小泉進次郎という政治家は、“響きだけは立派”だが、“中身が伴わない”という評価を自ら証明してしまった」
という印象です。
もはや進次郎構文は、一種の日本政治の風刺そのもの。
政治家の言葉がどれだけ空虚になっているかを、笑いを通じて国民に見せつけているのかもしれません。
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