令和7年の自民党総裁選──その裏側で「投票用紙が届かない」という前代未聞の事態が発生し、大炎上しています。
神奈川県のある支部では、826人分の党員投票用紙が一時送付されず、後に「名簿の処理ミス」として訂正が出されました。
しかし、不自然なタイミングや訂正の差分が「特定候補に不利になる票」と一致する点は看過できません。本記事では、須田慎一郎さんの「ただいま取材中」の動画内容と文春の報道を起点に、
- 未送付の経緯
- 党本部の説明と疑問点
- 関係者の動きと可能性のある意図
- 総裁選全体への波及
の順番で解説していきます。
結論だけでなく「なぜそう考えるのか」まで丁寧に示すので、事実確認と疑惑整理の両方が欲しい方に向けた一記事です。
文春砲が直撃した小泉陣営の疑惑とは?

須田氏が取り上げたのは、10月の自民党総裁選で起きた「投票用紙未送付問題」です。
具体的には、神奈川県第9支部に所属する826人の党員に投票用紙が送られていなかった という前代未聞の事態です。
しかも、この第9支部は もともと高市早苗氏を支持する勢力が強い地域。
つまり、この826人が投票していれば「高市氏に有利に働いた可能性が高い」党員たちでした。
結果的に抗議を受けて投票用紙は送られましたが、
- 「なぜ送られなかったのか」
- 「単なるミスなのか、それとも意図的に外されたのか」
が大きな論点になっています。
自民党本部の釈明と「訂正通知」
さらに奇妙な動きがあります。
9月27日、総裁選挙管理委員会の愛澤一郎委員長が
「党員投票選挙人数の訂正について」という文書を発表しました。
そこにはこう書かれていました:
- 神奈川県で「党員継続の処理に誤りがあった」
- 本来有効な党員を「資格喪失」と誤認していた
- 訂正前:57,344人 → 訂正後:58,170人
つまり、差分の826人が今回の“未送付党員”とピタリ一致するのです。
須田氏は「これは偶然ではなく、何らかの意図的な操作では?」と強調しています。
「握りつぶし」疑惑
須田氏がさらに問題視したのは、党本部の対応があまりにも軽かったことです。
愛澤委員長は、まるで「単純な事務ミスでした」と言わんばかりに処理してしまいました。
しかし実際には:
- 小泉進次郎氏の地元・神奈川県で起きた
- 高市支持派の票を“外した”形になった
- しかも発覚後、こっそり「訂正通知」で済ませた
これでは「組織ぐるみで小泉氏を守ったのでは?」という疑念が出て当然です。
須田氏は「まさに握りつぶし。これは重大な疑惑だ」と強調しています。
キーパーソンの影
さらに興味深い情報も。
普段は党本部に顔を出さない 木原誠二氏(岸田前首相の側近であり、小泉陣営の重要人物) が、なぜかこのタイミングで党本部に詰めていたという証言も。
「これと愛澤委員長の“訂正文書”が同じ週に出たのは偶然なのか?」
須田氏は「関連性があるのでは」と推測しています。
小泉氏の反論と矛盾
小泉氏はX(旧Twitter)で反論。
「これは昨年の衆院選後の処理ミスであり、今回の総裁選とは関係ない」と主張しました。
しかし須田氏はこれを真っ向から否定:
- 「そういう問題じゃない」
- 「結果的に高市派の党員に投票用紙が送られなかった事実が問題」
- 「関係ないと言うのは無理筋」
と指摘しました。
須田氏の結論
- この件は 神奈川県だけの問題ではなく、全国で同様の操作があった可能性 を否定できない。
- 自民党は全47都道府県で徹底調査をすべき。
- 本来であれば「総裁選を一時ストップして調査すべきレベルの問題」。
- 小泉氏を守るために党本部が動いた可能性がある。
つまり、須田氏の見立てでは 「総裁選の正当性そのものに疑念が残る大事件」 ということになります。
感想
これは単なる「事務ミス」では片付けられない大問題ですね。
なぜなら、
- 826票というのは一つの支部では決して小さくない数
- しかも高市支持が多い地域で“偶然”投票用紙が送られなかった
- 発覚後も「軽く訂正文書」で処理された
この流れは「意図的操作」以外に説明がつかない、と考える国民が多いのも当然です。
総裁選は党員の信頼の上に成り立つもの。
ここに「組織的な票の操作疑惑」が出てきたことで、小泉進次郎氏にとっては致命的なイメージダウンになったのは間違いありません。
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